こんにちは。
渋谷、神泉で40年、小顔矯正を行っている、手技道の門田です。
9月も中頃になり、一時期よりは気温も落ち着いてきましたね。
しかしながら、雨が多く、降ったり止んだりの天気も多いので、
身体が冷えないように注意です。
さて、今回は「油」についてです。
よく肌には潤いが必要とは言いますが、
その潤いにも油が非常に関係しています。
潤いには、油や脂肪に含まれる
「脂肪酸」という物質が関与しています。
この脂肪酸が足りないと、皮膚に十分な栄養が行き渡らなくなり、
結果的に皮膚がカサカサになったり、潤いが足りなくなり
きめ細かな肌が作られにくくなってしまうのです。
良い油をとる事が水分を適度に補充させ、肌の質を高める事につながるのです。
では、良い油、悪い油の見分け方はどこで見分けるかという点ですが、
オメガ3、オメガ6、オメガ9という名前を聞いた事はありますか?
これは全て脂肪酸の区分けの名前です。
詳しい話は省きますが、油に含まれる物質と覚えておいて下さい。
詳しい話を知りたい方は、「誤解されすぎた油の常識」
という小冊子がありますので、そちらもご参照いただければと思います。
オメガ3・・・亜麻仁油、しその実油、えごま油、魚の油etc
オメガ6・・・コーン油、サンフラワー油(紅花油)、ごま油etc
オメガ9・・・オリーブ油、キャノーラ油、パーム油etc
これが、代表的な物です。
この中でオメガ9という物質は私達の身体の中で作り出す事ができるのですが、
オメガ3、オメガ6という物質は身体の中で作り出す事が出来ません。
つまり、このオメガ3、オメガ6をバランスよく取る事が、
非常に重要になるのです。
カナダの脂質栄養学の博士であるウド・エラスムス博士によると、
私達の食生活だとオメガ6をオメガ3の10倍~20倍を多く食べているようです。
何故かというと生の食品を食べるよりも加工した食品を食べる事が多い為であり、
特に濃い緑色をした野菜には多く含まれているそうです。
また農薬の多くついた物を食べているとオメガ3がどんどん使われてしまい、
身体の必要な部分に使われないと言う事も言っています。
手技道でも農薬は危険ですよと言う事を言っていますが、
こういう部分でも影響がでてきます。
さらに、オメガ6の代表的な物は「リノール酸」と呼ばれますが、
一時期これをたくさん摂取する事で、悪玉コレステロール(LDL)を
低くする事ができると言われていましたが、
その後の研究で同時に善玉コレステロール(HDL)も低くする事がわかりました。
しかしながら、リノール酸=LDLを低くするという
間違った情報だけが多く流通して、
そればかり食べてしまうといった事も起こっています。
バランスよく摂取した方が良いのは間違いないのですが、
今の所はできるだけオメガ3に代表される油を
意識的にとった方が良いと思います。
また、その油が本当に良いかどうかを見極める事も大変重要です。
油を劣化させる3大原因は「高温・酸素・光」だと言われています。
つまり、プラスチック容器に入って、何日も保管できる物は、
そのように制作段階で加工しているから何日も保存できるのです。
これでは身体に良い理由がありません。
マーガリンなども油の一種ですが、これはトランス脂肪酸と言って、
特に体内に悪影響を及ぼす油です。
高温で加工する事によって、あの柔らかさが作られているのです。
せっかく良い油だと思っていても、絞り方などの加工方法、
保存方法がしっかりしていないと台無しになってしまうので、
よくよく注意して下さい。
できれば、低温で圧搾したもので、手絞りの油だと非常に良いです。
このような油は加熱をすると栄養素が壊れるので、
サラダなどにかけて、生のままとる事をオススメします。
余談ですが、加熱に向いている油とそうでない油があります。
オリーブ油なども加熱出来ますが、良質の物は生の方が吸収には良いです。
ラードなどの方が酸化しにくいので、
加熱にも良いのですが、このあたりはちょっと複雑なので、
お聞きになりたい方は質問下さい。
長くなってしまいましたが、良質な油をとるためには、
①オメガ3に代表される亜麻仁油や、えごま油などをとる
②熱で加工されていない、色付きで遮蔽が
しっかりできている容器に保存されている物を選ぶ
③できるだけ、生の状態でとる事を心がける
といった事が重要になってきます。
ただ、日々の生活ですべてを行う事は難しいと思うので、
週に一回でも良質な油をとるとか、
自分にできる方法で続けていただければと思います。
個人差もありますので、いつでもご相談下さい。
今回はここまで。
また、次回のblogでお会いしましょう。
渋谷、神泉で40年小顔矯正に特化した治療院
手技道の門田でした。